2022年 新しい年のご挨拶

私たちは財団の事業方針に基づき、人に寄り添い、課題に応え、必要な支援を届けていく取り組みを進めています。昨年はCOVID-19による感染症対策による行動制限から社会的な孤立が進み、今まで潜在化していた女性が抱える様々な課題が顕在化してきました。

緊急性を要する社会課題に対し、国や地方自治体の被害者支援や相談に係わる施策業務の受託や、エンパワーに結び付く居場所づくり事業などとともに、関連する研修講座の企画制作など、培ってきた専門性を発揮し社会課題の啓発に貢献してきました。

事業の企画運営においてはサポートグループなど、対面での分かち合い気づきの場面を作ることが難しくなり、リモートでの講座が多くなり双方向性の確保が課題になりました。リモートでの講座では全国からの参加があり、参加者自身の居住地で受講ができる特性もあり、広域的な啓発効果が芽生えてきました。その広域性が受講者の広がりに効果的であったことも事実です。しかしながら、小グループで五感で感じあえる、共感しあえる環境づくりが改めて求められ、重要であることが認識できました。

エンパワーできる緩やかな居場所、その必要性や持つべき機能と役割は、今、さらに重要になってきています。必要な支援の提供、相談できる環境づくり、ふっと一息つけ受け入れてもらえ、共感できる場づくりが大切です。

対面・デジタルこの双方の取り組みに求められることは、質を高めることです。ファシリテーションの能力を高めること、デジタルでの教材づくりの質を高めることです。効果や必要性をどのようにアウトプット、啓発広報していくかが事業運営の根幹になってくると考えています。

2022年もDAWN財団の運営理念に基づきながら、次世代の育成やエンパワーメントの輪を広げていく事業など、大切な歩みを止めないように、いま求められる役割は何か、発信していく啓発課題は何か、しっかりと見据えながら運営に取り組んでいかねばならないと考えています。組織運営は厳しい状況が続いておりますが、男女共同参画を推進していく共感の輪を拡げ、広く皆さまからのご支援を頂ければと願っています。

一般財団法人大阪府男女共同参画推進財団

                        代表理事・常務理事 燒野嘉津人